Musement Fair 楽曲解説 09. RED CHERRY & STRAWBERRY feat. 鈴木祥子


作曲時期が1998年で、アルバム中で最古の曲。ですのでこのアルバムは、私の音楽人生を総括したものという事にもなりましょうか。


2007年、鈴木祥子さんが当時お住いだった京都にてボーカル録音。祥子さんに「思いきり女の子っぽいドリーミーポップ的な☆」という希望だけお伝えして作詞をお任せ。当時は祥子さんも丁度そんなモードだったようで、作業は大変な盛り上がりを呈したのでした。洋楽を聴いて育ったんだから洋楽を作りましょう、という当たり前の動機から英語の歌詞に。


祥子さんと私はほぼ同世代で、小~中学時代はクイーン、キッス、エアロスミス、産業ロック(TOTO、ジャーニー、ボストンなどの職人系売れ線ロックの総称)、読んでた音楽雑誌は「ミュージックライフ」という私らの世代の王道を通ってきた同士なので、まあそんな話で盛り上がるわけです。キッスの曲ではエース・フレーリー作の「ROCKET RIDE」が好きだったと私がカミングアウトしたところ、そんなピンポイントでもまた意気投合し、エース・フレーリーやスティーヴ・ペリー(ジャーニーのVo)の波乱の半生について熱く語っていた祥子さんを思い出します。


そんな話の流れから祥子さんが閃いた、間奏とアウトロで登場する産業ロック風「多重録音コーラス (死語) 」がこの曲のハイライトに。POPの女王・鈴木祥子さんのハイクオリティな「大人の遊び心」をぜひ堪能していただきたい曲です。


今回ラップスティールにストリングスをユニゾンさせたのは、去年暮れに美尾洋乃さんが私をゲストに招いてくれたライブでのアレンジに、その手があったか!と感銘を受けての試み。結果、私が最も影響を受けてきたと思われるジェフ・リン/ELO感が浮き彫りに。美尾さんに感謝です。


前作では私の未熟さゆえちゃんと伝えられなかったこの曲の女の子感、キラメキポップ感をしかと楽しんでただきたい、そんな今回のリミックスなのであります。